1855年安政二年創業 染め屋の岡重です

羽裏 HAURA

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羽織の裏地=羽裏

内面効果から生まれる美意識

皆様、羽裏をご存知ですか?

Do you know HAURA ?

1800年代、中盤から末期頃に政府から度々出された贅沢禁止令。皆がこぞって羽裏に凝るようになったのは丁度この時がきっかけです。ファッションを前面的に楽しむ事が難しくなった時、皆は裏地で自らのファッションを尊重し楽しみました。普段は無地で外からは、中々見えない裏地もお茶屋などで腰を下ろすとチラッと覗く、豪華な図柄。その精神こそが羽裏の粋なルーツでした。日本人は、昔から内面的な思想を持った民族だと考えます。しかし、それが正しく日本人の粋な部分で、思っている事を全身全霊で伝えるのではなく、背中で語る。そして裏地で語る。これこそ、正しく日本人の持つ内面効果ではないでしょうか。

岡重の心臓 裂見本帳

明治時代初期から継承

この1冊の本(裂見本)に岡重が所蔵している図案が掲載されております。全てを集めると約500点以上になり、その管理も厳正に行っているお陰か当時の技術(明治時代頃)を持って染め上げた原画(生地)が状態を変えず、今も残っております。
 

7091e090-5a50-4de6-b50e-91a2cb50f057-6de60031-eb4f-474d-87dc-e70a73939ad3_20230616112051873.jpg 昭和初期頃 マンハッタン文様 img20230616112036167875.jpg 昭和初期頃 群衆文様 dsc_0501.jpg 明治初期 化学染料を初めて用いて染められた生地 菊に花 dsc_0495.jpg 明治中頃 鶴に竹文様  d17f4285-b9e6-4a30-812e-7542d21a4858-329c2b0a-4e32-497c-a6f0-5a029c0c7500_20230616112058659.jpg 大正末期 鯛尽くし文様